宅配ボックスに荷物が詰まって開かなくなってしまった話です。
ある夏の金曜日の夜、帰宅したら宅配ボックスに荷物が届いていました。あぁ、ネットでぽちった服だなと、すぐにわかりました。
さっそく取り出そうとするも、
開かない…!?!?
原因は、おそらく詰め込みすぎ。
わがやの宅配ボックスはパナソニックの「コンボ」というシリーズです。
宅配ボックスの扉が開かなくなるトラブルは稀にあるようで、パナソニックの公式HPにも対処方法が書いてありました。
公式HPによると「揺すってみて」とあり、その通り揺すってみるものの、門柱タイプならまだしも、わがやの場合はガッチリ壁付けなので揺らす余地がありません。
外は真っ暗の21時すぎ、玄関のセンサーライトに照らされる中、宅配ボックスのドアを押したり叩いたり…はたから見れば不審者です。
揺すっても開く気配がないので、こうなったらドライバーでネジを外して開けるしかないと思い、見てみると、ネジ穴などありません。そりゃそうか。ドライバー1本で開けられちゃったらセキュリティ的に問題か…。
これはもう、メーカーのメンテナンス窓口に頼むしかなさそうです。
でも…
その費用、私が払うの!?
(私のせいで開かなくなったんじゃないんですけど~!!)
ということで、翌朝、宅配業者さんに連絡。
「開かないから断定できないけど、配達員さんが大きな荷物を無理に詰め込んでしまったのでは」と伝え、「御社のほうでメーカー修理を呼んで頂きたいんですけどぉ…」とお願いしてみました。
迅速…とまではいきませんが、一応丁寧に対応してもらえました。日をまたいで何度かやりとりしたあと、修理を自分で呼んで、費用を一旦立て替えたら、後日宅配業者さんが返金してくれることになりました。
修理費用をどっちが持つかでモメたら面倒だなぁ…と思っていましたが、誠実な業者さんで助かりました。ただでさえ困ってるのに、イヤな感じの対応をされたら泣きたくなりますから…。
自分で呼ぶことになったパナソニック修理センターは、更に丁寧な対応でした。日程を調整し、数日後に修理の方に来てもらえることになりました。
かんじんの荷物はというと…開けられないのだから当然、8月の屋外の宅配ボックス内に閉じ込められたままです。今回届いた服、本当は週末のお出かけで着たかったんだけどなぁ…。
あと、荷物が入っているときは、宅配ボックスに「使用中」と赤く表示されるので、つまり「いま留守です」って言ってるみたいなもんだから、防犯上ちょっと良くないなぁとも思いましたが…どうにもなりません。
数日後。
パナソニック修理センターの方が来ました。
「防犯上、開錠方法はお見せできないので、屋内で少しお待ちください。」
開錠作業は、なんと1分もかからずに一瞬で終わりました。
費用は1万数千円でした。
出張料とすれば高いとは言わないけどさぁ…1分で終わって1万数千円とは、なんだか拍子抜けです。
さて、ついに開いた宅配ボックス…
原因は何だったのか。
それは…ボックス内に「ここまで」と書かれた赤いラインがあるんですけど、そのラインをはるかに超えて、段ボールが潰れるほどギュウギュウに入っていました。そりゃつっかえて開かないわ。やっぱり、揺らすとかそういう問題じゃなかったね…。
ここまでになんと10日近くかかりました。費用負担の話し合いに数日、修理に来てもらうのに数日。8月の屋外に10日間…もし服じゃなくて食品だったら、もう食べられないよね。
ちなみに。
後日、とあることから開錠方法を知ってしまいました。ほうほう…そういう仕組みなのねぇ…。
今回は宅配業者さんが費用を負担してくれたからいいけど、もし今後同じようなことが起こって費用負担でトラブルになってしまったときは、自分で開けてみようと思います。