地鎮祭やらない。
上棟を見に行かない。
建築現場は呼ばれた時だけ。
引き渡し行事も最小限。
マイホーム関係のSNSやブログを見ていると、熱意に溢れた方が多いなぁ~と思う反面、わがやはかなりドライな施主だったんだな…と感じます。
それ、やる意味あります?
「地鎮祭やる?」
という話題になるまでもなく、「やらなくて済むならやりたくない」と思っていました。
やりたくない理由は、真面目な行事が苦手なことと、特にやる意味を見出せないからです。
厳粛な場でなぜか笑ってしまう現象ってありませんか?
私も夫も、ああいう真面目な場に出るとニヤニヤ・キョロキョロしてしまうタイプです。仮に地鎮祭をやったとして、一連の流れの後、「よし!これで安心して工事に進めるぞ-!」という爽快感ではなく、「早く帰りたい…」というある種の居心地の悪さを感じつつ、そそくさと撤収するのが目に浮かびます。
私は決してスピリチュアル否定派ではなく、どちらかというとむしろ肯定派ですが、地鎮祭をやると安心という感覚は持っていなかったので、その効果については少々懐疑的でした。
地鎮祭を行わないからといって不幸を起こしてくるほど神様はケチではなく、信仰心や考え方、気持ちの問題なのであれば尚更…やる意味ってあるんだろうか?
もちろんこの疑問に正解はありません。
白でもあり黒でもある
では、けっきょく地鎮祭は誰のためなのか。
調べたところ、地鎮祭とは「工事の安全と住む人の繁栄を祈願するもの」とのこと。
これは…工事関係者のためと施主のため、半々ということでしょうか…。誰のためか白黒はっきりさせたくて調べたのに、白でもあり黒でもあるという中途半端な結果に…。
でも、自分達施主のためならやりたくないけど、工事関係者のためであればやったほうが良いのかなとも思いました。
そこで、工事関係者の方々への一応の儀礼として、夫と2人で近くの神社にひっそりとおもむき、工事安全の祈願を受けておふだを頂き、現場監督さんにその旨を報告しました。
わがやでは、このような形に省略させて頂くことを選びました。ちなみに神社でおさめた金額は一般的な金額として数千円くらいだったと思います。
セルフ地鎮祭と工事関係者の本音
最近はセルフで地鎮祭をする方もいるようですが、大々的にやりたくない人の折衷案としてはそれもアリだと思います。
私達は「セルフ地鎮祭をしている姿を近所の人に目撃されたくない」という色々気にしすぎな性格なので実施しませんでした。
余談ですが…私達は結婚式も勿論(?)やっていません。仕事帰り22時くらいに区役所の夜間窓口で婚姻届を出してサクッと終了です。もし仮に結婚式をやったとしたら、主役なのに「早く帰りたい…」と思っていたことでしょう。。
ちなみに私は成人式も大学の卒業式も出ていないので、思えば以前からそんな感じだったんですね…。
ところで。
営業さん、現場監督さん、大工さんなど関係者の皆様としては(もちろん人それぞれなのは大前提として)、地鎮祭はケジメとしてやってくれた方が良い。なのか、無いなら無いでそっちのほうがむしろラクだわぁ~。なのか。
ぶっちゃけ、どうなんでしょう??